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2009年度活動計画

2009年10月12日

ここ数年間、私たちは沖縄・日本の将来を考える上で避けて通ることのできない問題と直面しています。まずは、「大江・岩波裁判」や、「日本軍の強制」が削除されたままの高校用歴史教科書など、沖縄戦の実相を消し去ろうとする一連の問題です。戦争体験者の高齢化が進む今、沖縄戦の実相を正しく後世に伝えていくためこれらの問題は避けて通ることができません。また、「米軍再編」にともなう米軍と自衛隊の一体化や、高江・辺野古での新基地建設などの基地機能強化の問題も、軍隊の存在を否定し、平和な社会を創っていこうとする私たちが避けて通ることができない問題です。2009年8月の政権交代はこれらの問題を解決するための糸口になるかもしれません。そんな今だからこそ、私たちには単なる知識の蓄積にとどまらない充実した学びの機会が求められています。

特に、今年度は昨年度に引き続き、「平和ガイド」の活動との結びつきを意識した学習会を行っていきます。沖縄戦研究の進展、日々変化する軍事基地の実態に加え、平和学習の「商品化」の進行など沖縄平和学習を取り巻く諸要素は、これまで以上に平和ガイドの役割を大きなものにしています。他部会、他団体とも積極的に協力しながら、会則にある「住民の視点」からガイド内容を再検証する機会を設けることは、私たちの発信力を高める上でも必要になってきます。こうした問題意識を念頭において、今年度も年間10回程度の学習会の開催をめざします。

その際に、ここ数年間重視してきた「現場で」、「当事者と一緒に」という力点は継承しながら、より確かに学び・つながる学習会を作るために、参加者同士が意見交流できる機会を積極的に設定していきます。それに加えて、昨年度から引き続き、学習内容の記録化・共有化に向けての取り組み、参加者の声を学習会運営に取り入れていくための工夫などを積極的に行い、より一層魅力的な学習会作りに励んでいきます。

[活動方針] 以下のような方針で年10回程度の有意義な学習会を開催します。

1. テーマに関して

(1)戦争体験者による現場での証言を聞く機会を積極的に設ける。
(2)沖縄戦・軍事基地の実態を的確に捉えるとともに、日常的なガイド内容を「住民の視点」から再検証する機会を設ける。

2. 学習会の目的に関して

(1)学習のための学習ではない、会の活動や個々人の活動(特に平和ガイド活動の質的向上)に寄与する学習の場を作る。

3. 学習方法に関して

(1)「現場で」「当事者と一緒に」というスタイルを重視する。
(2)参加者同士の意見交流の場を積極的にもうける。

4. 学習会の告知方法に関して

(1)より確実、スムーズな学習会の告知方法確立のための工夫を行う。

5. 部会体制について

(1)部会員を増やす。
(2)部会を最低月一回は定例で行う。
(3)早期に年度の学習会開催計画を立てる。
(4)役割分担を明確にし、一部に負担がかからないようにする。

6. 学習内容の記録化、共有化について

(1) 映像等を用いて学習内容の記録を行い、DVD化するなど参加者以外でも学習会の内容を共有できるようにすることに重点をおく。

7.その他

(1) 会員・学習会参加者の声を集めるための工夫を積極的に行う。